【ライティング編】Proユーザー勉強会レポート

エンパシーライティング・ツール勉強会レポート【ライティング編】です。
本勉強会では、ライティング、ランディングページ、マーケティング、コンテンツと多岐にわたるツール群の中から、特に文章作成と基本機能に焦点を当てて解説が行われました。

はじめに：ツールの向き合い方

ツールが多数あるため「すべて使いこなさなければ」と感じるかもしれませんが、その必要はありません。「色鉛筆や絵の具」のように、その時々の自分の目的に合わせて必要なものを選んで使うのがコツです。
お気に入りのツールを2〜3個見つけ、必要な時に他のツールを組み合わせることで、表現の幅（＝絵）が広がります。

迷ったらまずはここから！「コンシェルジュ」機能

トップページにあるコンシェルジュは、やりたいことや悩みを入力するだけで、最適なツールの組み合わせと使用順序をAIが提案してくれる機能です。

• 活用例：「売れるLPが作れない」と相談
  1. Concepty(コンセプティー)でコンセプトを設計
  2. Landy Pro(ランディプロ)でLP構成を作成
  3. Questy(クエスティー)でFAQを作成
  4. CatchMy Pro(キャッチミープロ)でヘッドラインを強化
• メリット：提案されたフローに従うだけで、作業時間を大幅に削減（最大80%減）でき、プロ並みのクオリティで仕上がります。

誰でも使える「基本の無料ツール」3選

1. 差分を一瞬で可視化する Diffy(ディッフィー)

AIにリライトしてもらった文章やコードなど、修正前と修正後の違い（差分）を瞬時に判定するツールです。

• 特徴：変更箇所が色分けされるため、どこがどう変わったかが一目で分かります。
• 用途：文章の推敲チェック、コーディングのミス発見など。

2. 語彙力を広げる Wordy(ワーデー)

言葉の「類語」「連想語」「対義語」を一度に検索できるツールです。

• 特徴：通常は別々に調べる必要がある3つの要素をまとめて表示。
• お楽しみ機能：アクセスするたびに「日本の美しい言葉」に出会える機能もあり、語彙の引き出しを増やせます。

3. まるでメルマガスタンド Maily(メイリー)

GmailとGoogleスプレッドシートを使って、簡易的なメルマガ配信ができるツールです。

• 特徴：1日最大100通まで配信可能。Googleフォームと連携してリスト作成も自動化できます。
• メリット：高機能なスタンドを契約する前の「お試し運用」に最適。メルマガ（メールアドレス）はプラットフォームに依存しない資産となるため、まずはここから始めるのがおすすめです。

表現をリッチにする「デザイン・便利ツール」

想像を鮮明なプロンプトへ Imagy(イマジー)

なんとなくのイメージから、画像生成AI用の詳細なプロンプトを作成してくれる人気ツールです。

• 機能：
  • 抽象的な言葉（例：「空まで伸びる草木」）から、スタンダード・ユニーク・ストーリー性の3方向でアイデアを提案。
  • 画風（写真、イラスト、ジブリ風など）やトーン、サイズも選択可能。
• 活用法：作成されたプロンプトをGeminiや他の画像生成AIに入力するだけで、イメージ通りの高品質な画像が生成できます。

直感的な色選び Colory(カラリー)

ブラウザ上のあらゆる場所から色（カラーコード）を抽出できるスポイトツールです。

• 機能：
  • 気になった色のコードを即座に取得。
  • 背景色と文字色のコントラスト比（可読性）を判定し、見やすさをチェック可能。
  • アップロードした画像や写真から特定の色を抽出することもできます。

文章作成を劇的に楽にする「ライティング・ツール」3選

1. ネタ切れを解消する Topicy(トピッキー)

ターゲットとテーマを入力するだけで、ブログやSNSの配信ネタを無限に提案してくれるツールです。

• 機能：
  • ターゲット設定：詳細なペルソナを設定（保存・呼び出し可能）。
  • ネタ生成：「鉄板ネタ」と「ひらめきネタ」を各5個提案。
  • 書き出し生成：選んだネタの冒頭文を作成し、書き始めのハードルを下げます。
  • 深掘り機能：「初心者向け」「もっと具体的に」など、さらにネタをブラッシュアップ可能。

2. 共感を生むSNS投稿 Socialy(ソーシャリー)

たった5つの質問（AI自動入力可）に答えるだけで、SNS投稿文を作成するツールです。

• 機能：
  • 構成選択：「結論展開型」「共感ストーリー型」など、好みの構成パターンを選べます。
  • 体温を込めるボタン：AI特有の硬い文章を、人間味のある柔らかい文章へワンクリックで変換。
  • ヘタウマ文章：あえて少し崩した、親しみやすい文章にする機能も搭載。
  • ハッシュタグ提案：投稿に最適なタグも自動生成されます。

3. 共感を結果につなげる Empathy(エンパシー)

エンパシーライティングのメソッドをAIに実装した、ブログやメルマガ執筆の決定版ツールです。

• プロセス：
  1. ターゲット設定：誰に届けるかを明確化。
  2. エンパシーチャート：読者のポジティブ・ネガティブな感情やセリフをAIが想像して埋める。
  3. メッセージ抽出：読者に掛けるべき言葉や行動を促すメッセージを生成。
  4. 構成と執筆：付箋（要素）を最適な順番に並べ替え、ドラフト記事を一気に作成。
• 肉付け機能：生成された文章に対し「標準の肉付け」や「Note記事化」を行うことで、文章量を2倍以上に膨らませ、読み応えのある記事に仕上げます。

まとめと次のステップ

今回の勉強会では、AIを活用して「適当に（＝遊び心を持って）」使い倒すことが、結果として良いアウトプットにつながるというポイントが強調されました。

• まずは触ってみる：無料で使えるDiffy(ディッフィー)やImagy(イマジー)などで遊んでみる。
• 保存機能を活用：ターゲット設定やお気に入りの生成結果を保存しておくと、次回以降の作業がさらに効率化します。
• 人とAIの分担：AIで叩き台（ドラフト）を作り、最後に人間が「体温」を込めて調整することで、共感される文章が最短で完成します。

アーカイブ動画や他のツール（LP編、マーケティング編など）も活用し、ご自身のビジネスにお役立てください。