【ランディングページ編】Proユーザー勉強会レポート
公開日: 2025年11月20日
2025年11月20日に行われた「エンパシーライティング・ツール活用勉強会(LP制作・クリエイティブ編)」のレポートです。
当日は、最新の生成AI事情から始まり、画像生成ツールのアップデート情報、そしてメインテーマである「短時間で高品質なランディングページ(LP)を作成するフロー」について実演が行われました。
3つの重要ポイント
【ポイント1】LP制作の叩き台を約10分で作成する「連携ワザ」
Concepty(コンセプティー)でコンセプトを出し、それをLandy Pro(ランディプロ)に読み込ませるだけで、一瞬でランディングページの構成案が完成します。ゼロから悩む時間をなくし、AIが作った案を修正する作業からスタートできるため、制作スピードが劇的に上がります。
【ポイント2】画像生成の世界観を統一する「設定保存」機能
画像生成ツールImagy(イマジー)に、好みの画風や色味を保存できる機能が追加されました。一度気に入ったスタイルを保存すれば、別の被写体を生成する際も同じトーンで出力できるため、ブログや資料に使う画像の統一感が簡単に保てます。
【ポイント3】「とりあえず入力」で心理的ハードルを下げる
「作業が重たい」と感じるタスクも、まずは深く考えずにツールへ情報を投げ込むだけで、AIが土台を作ってくれます。完璧を目指さず、まずはAIに出力させてから修正していくスタンスが、仕事を早く楽に進めるコツです。
1. オープニングトーク:生成AIの最新トレンド
冒頭では、GoogleのGeminiとOpenAIのChatGPTの進化競争について話題に上がりました。
- Geminiの進化: 直近のアップデートでコーディング能力や処理能力が飛躍的に向上。「仕事やコーディングにはGemini、癒やしや共感にはChatGPT」といった使い分けの視点が共有されました。
- AIエージェントの未来: 今後は単なるチャットボットから、自律的にタスクをこなす「エージェント」への進化が加速していくとの見解が示されました。
2. ユーザーの声で即実装! Imagy の新機能
画像生成ツール Imagy(イマジー) において、参加者からの「画像の世界観を統一したい」という要望を受け、設定保存機能が即座に実装されました。
画風や雰囲気を統一する「設定保存」
これまではプロンプトごとに生成される画像のテイストがバラバラになりがちでしたが、以下の手順で統一感のある画像生成が可能になりました。
- 好みの設定で保存: 画風(漫画風、ファンタジーなど)、色味、アングルなどを設定し、「現在の設定を保存」をクリック。
- 設定の呼び出し: 別の被写体を生成する際、保存した設定をワンクリックで呼び出す。
- 効果: 「ロボット」で作った画像の設定で「お城」を生成しても、同じトーン&マナー(世界観)で出力され、ブログや資料での違和感がなくなります。
3. アイデアを広げる「無料ツール」3選
誰でも気軽に使える無料ツールとして、以下の3つが紹介されました。
① 一期一会のキャッチコピー CatchMy(キャッチミー)
- 機能: 369個の穴埋めキャッチコピーテンプレートがランダムに表示されます。
- 特徴: ブルー(定番・洗練)、レッド(インパクト)、グリーン(個性・面白み)の3タイプ。
- 活用法: ブログのタイトルやメルマガの件名に迷った際、クリックするだけでアイデアのヒントが得られます。「一期一会」の感覚で、偶然の出会いから発想を広げることができます。
② 出版コンセプトを練る Kindly(キンドリー)
- 機能: Kindle出版や書籍の企画出しに特化したツール。
- 思考法: 「売りたい商品」から逆算して本のコンセプトを設計する「セールス不要の出版」がベースになっています。
- 新機能「執筆スタイル診断」: 10問の質問に答えるだけで、自分の執筆タイプ(例:理論クール派など)が診断できる機能が追加されました。
③ SEOに効く画像軽量化 Pixy(ピクシー)
- 重要性: Webサイトの表示速度はSEOに直結するため、画像の軽量化は必須です。
- 機能: ドラッグ&ドロップで画像を圧縮。Googleが推奨する次世代フォーマット「WebP」への変換に対応し、画質を保ったまま容量を劇的(例:447KB → 87KB)に削減可能です。
4. PDF作業を完結させる PDFormy
PDFormy(ピーディーフォーミー)は、有料ソフトを使わずにPDFの編集ができる便利ツールです。
- 分割: 必要なページだけを抽出(例:1ページ目と3ページ目だけ保存)。指定場所での分割も可能。
- 結合: 複数のPDFファイルをドラッグ&ドロップで一つにまとめることができます。
- 圧縮: テキストベースのPDFなどの容量を削減します。
5. 【メイン】爆速で完成! コンセプトからLP制作への連携フロー
本日のメインテーマであるランディングページ(LP)制作の実演です。「コンセプト設計」から「ライティング」までを、ツールを連携させて短時間で完了させるフローが解説されました。
Step 1: Concepty で「売れる切り口」を発見する
Concepty(コンセプティー)で商品やサービスの概要を入力するだけで、多角的なコンセプトを提案してくれます。
- 実演(テーマ:物語を使ったセルフコーチング):
- ターゲット設定: 30代〜50代などの属性から、今回は「40代女性管理職」を選択し保存。
- 障壁の明確化: なぜ行動できないのか?(例:完璧主義、変化への不安)を言語化。
- 理想の未来: サービスを受けた後の変化(例:自己肯定感と幸福感の向上)を設定。
- 出力結果: 「逆説インサイト」(現状維持なのに自己変革、など)や「USP」が出力され、これらを組み合わせて響くコンセプトを決定します。
Step 2: Landy Pro でLPの構成案を一瞬で作成
Concepty(コンセプティー)で作成したデータをそのままLandy Pro(ランディプロ)に読み込み、LPの構成案を出力します。
- ヒーローズ・ステップ: エンパシーライティングの論理構成(ヒーローズ・ステップ)が裏側で動いており、説得力のある構成が自動生成されます。
- 文体の調整: 「親しみやすい」「ロマンチック」などに加え、「小学生が書いた風」といったユニークな文体変更も可能。ターゲットに合わせてトーンを調整できます。
Step 3: CatchMy Pro でヘッドラインを強化
出来上がったLPの文章を CatchMy Pro(キャッチミープロ) に入力し、最も重要な「ヘッドライン(見出し)」を磨き上げます。
- 多角的な提案: 「感情に訴える」「インパクト重視」など、異なる切り口のコピーが複数生成されます。
- 解説機能: 「なぜこのコピーが響くのか?」というマーケティング的な解説も付くため、選定の根拠が明確になります。
- 実演: 「その問いに物語で終止符を」といった、プロ顔負けの秀逸なコピーが生成されました。
6. まとめ
LP制作は「重たい作業」と思われがちですが、ツールで叩き台を5〜10分で作ることで、着手のハードルが劇的に下がります。全てのツールを使う必要はなく、自分の目的に合った「色(ツール)」を選んで使うことが大切です。悩む前にツールに情報を投げ込むことで、思考の整理や新たなアイデアの発見に繋がります。
参加者の声
憂鬱だったLP制作が、感動するほどのスピードで完結!
いつもなら憂鬱になりがちな苦手分野の作業が、こんな短時間で進むなんて感動しました。ランディングページ(LP)があっという間に出来上がったことには本当に驚きです。「ここまで至れり尽くせりなら、もうやらない言い訳はできない」と背中を押されたので、これからは迷わず手を動かしていこうと思います。
有料版AIを解約してもいい? と思えるほどの充実度
「もうこのツール群があれば、ChatGPTは有料版じゃなくても良さそう」と感じるほど機能が充実していました。しばらく触っていない間に『Kindly』などのツールが素敵に進化していて、開発者の方々の熱量に「すごい」という言葉しか出てきません。
「認知ストレス」が減るデザインで、遊び感覚で使い倒せる
画面が見やすくカラーで表示されるなどの工夫があり、認知ストレスが減ってとても助かります。難しい作業をしているという感覚がなく、遊び感覚で楽しみながら取り組めるので、これからたくさん使っていきたいです。
本の執筆やターゲット分析など、応用範囲が無限大
ランディングページだけでなく、本の章立てや見出しのアイデア出しにも使えそうでワクワクしました。また、同じ商品でもターゲット設定を変えて何度でもシミュレーションできるため、多角的な視点を持つことができそうです。
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