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読まれるブログ記事の書き方とは?目的設定や文章構成・執筆のコツ

ライティングスキルアップのために、ブログを始めてみよう!と考える方は多いかもしれません。しかし、自分の文章力に自信がない、公開したはいいものの思ったよりアクセスが伸びないなど、ブログを続けていく上で悩みが出てくることもあるでしょう。

多くの人に読んでもらえるブログ記事を書くためには、キーワード選定、構成、文章表現、校正の各ステップにおいて、それぞれ押さえておきたいポイントがあります。

本記事では、読みやすい文章の書き方について詳しく解説しています。文章力を向上したい方はもちろん、自身のブログ記事をより価値あるものにしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

ブログを書く前に考えておくべきこと

ブログを書くにあたり、まず念頭に置いておきたいのは、「読者目線」を忘れないことです。疑問を解決したい、意思決定の参考にしたいなど、読者は何らかの「情報」を求めてブログを訪問します。

ブログは、書き手が情報を発信する場であると同時に、読者に答えやヒントを与える存在であるとも言えるでしょう。

客観性がなく、自分の伝えたいことだけを一方的に発信しているブログ記事は、読者にとって魅力的ではありません。読んだ人に「ためになった」「役に立ちそう」と感じてもらえるような文章を書くことが大切です。そのためにも、読者の目線・立場に立ったライティングを心がけましょう。

では、「読者目線」を意識したブログを書くためには、どのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。ブログ執筆の流れに沿って、書き方のコツをみていきましょう。

【STEP1】ターゲットと目的を決めておく

記事の構成を作成する前に、ブログ記事のターゲットと目的を決めておきます。ここでのターゲットとは、「ブログ記事を読む人」のことで、想定読者・ペルソナとも呼ばれます。そして、記事を読んだターゲットにどんなアクションを起こしてほしいのか、どんな変化が起きてほしいのか、というのが「目的」です。

ブログ記事を「誰に向けて」「何のために」書くのか考えることは、非常に重要です。自分が書きたいこと・伝えたいことと、読者が知りたいことは必ずしも一致していません。それなら、誰にでも参考になりそうな記事を書けばよいのでは?と考える方もいるかもしれません。

しかし、万人受けしそうな記事というのは、いざ掘り下げてみると誰にも求められていない内容だった、ということもしばしばあります。

先述したように、ブログには誰かの「悩みや疑問を解決する」役割があります。ターゲットと目的を設定することで、「その人が本当に求めている情報は何か」を正しく把握できます。伝えたいことがブレにくくなりますので、記事の精度も高まるでしょう。

ターゲット設定のコツは、その人の年齢や性別・悩みなどを可能な限り具体的にイメージすることです。例えば、「ビジネスマナーを知りたい人」ではなく、「社会人デビューを控えているので、失礼のないようにビジネスマナーを一から身につけたいと考えている大学4年生」のように、特定の1人を思い浮かべるようなつもりでターゲットを想定しましょう。

ターゲットを絞るメリットはさまざまですが、その1つとして、読者の知識レベルに合わせて適切な表現ができることが挙げられます。ビギナー向けに発信するのか、ある程度専門的な知識を持っている人発信するのかでは、情報の粒度も、用いる表現も大きく異なります。

例えば、知識量が少ない読者に対して、わかりやすい言葉で解説できれば、記事の説得力も上がるでしょう。

もう1つメリットとして挙げられるのは、より読者に“刺さる”記事が書けることです。読者が記事の内容を「自分ごとだ」と捉えれば、読む姿勢はより積極的になります。読者の心に響く内容は、価値ある情報だと認識され、読後の満足度も高まるでしょう。

一方の「目的」は、ブログの方針によっても異なりますが、記事を読んだ後、読者にどう感じてほしいか、どんな行動を取ってほしいかを細かく想定するのがポイントです。

例としては、読者が知らなかった情報を提供して「認知」に繋げる、ある分野について一歩踏み込んだ情報を伝え、なるほどと「理解」を深めてもらう。あるいは、実際の購入やサービスの申し込みなど、読者の「行動」を変容させる、などが挙げられます。

目的設定を難しく感じている場合は、いずれかのアクションに繋げることを意識してみるとよいかもしれません。

【STEP2】キーワードを選定

続いて、伝えたい内容に沿ってキーワードを選定していきます。ブログのアクセス数を伸ばすためには、検索エンジンで上位に表示される記事を作る必要があります。このように、検索エンジンを意識してコンテンツを作ることを「SEO対策」と呼びます。

検索頻度の高いキーワードは、読者の需要も高いと言えますが、競合サイトも多く存在します。競合が強すぎると、検索上位に食い込むことは難しいですし、かといって検索頻度の低いキーワードばかりを狙っていては、アクセス数も伸びません。

SEO対策では、キーワード選定が大変重要です。キーワードが何回検索されたかを示す「検索ボリューム」を参考に、もっとも需要のあるキーワードを「対策キーワード」に据えましょう。同時に、対策キーワードとともにサジェスト表示される「関連キーワード」も調べます。

関連キーワードの例としては、「料理 初心者」と入力した時に、検索窓の下に表示される「料理 初心者 本」や「料理 初心者 レシピ」といったワードです。

関連キーワードは、対策キーワードとともに検索される可能性の高いワードです。読者の検索意図やニーズを分析する時は、関連キーワードも含めて広く調査しましょう。

キーワード選びにおすすめのツール

キーワード選定の際は、分析ツールの活用がおすすめです。今回は、キーワードの検索ボリュームや、関連キーワードを調べたい時に便利なキーワードツールを2つご紹介します。

「初心者」「ビギナー」などの似たような意味の言葉でも、それぞれで検索ボリュームが大きく異なることがありますので、いろいろなキーワードを調べてみるとよいでしょう。

キーワードプランナー

キーワードプランナー(旧:キーワードツール)は、Googleが提供するキーワードツールです。Google広告登録をすれば、誰でも無料で利用可能です。Googleでどんなキーワードが検索されているのか、月間の検索回数や競合の多さなどを調べることができます。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、登録不要かつ無料で使えるキーワード分析ツールです。広告関連の機能はありませんが、キーワードの分析や調査機能が充実しています。

特徴は、Google以外の検索エンジンや動画サイト、質問サイトなどもサジェストキーワードの抽出対象になっていることです。また、キーワードに関連した最新のニュースや、上位サイトの見出しの抽出、類語や連想語のピックアップにも対応しています。

【STEP3】見出しや構成を決める

次に、見出しや構成など、記事の土台となる部分を組み立てていきます。キーワード選定やニーズ調査で得た情報をもとに、書き出しから締めくくりまでの流れを考えましょう。

参考記事:ブログ全体のテーマ・構成を決めるポイント5つと文章の書き方のポイント3つ 

見出しの使い方に注意

見出しに用いる「hタグ」は、<h1>から<h6>まであります。hタグは、見出しとしてブログの見やすさを整えるだけでなく、検索エンジンに対してコンテンツの階層構造を表す役割も持っています。構造が正しく示されていないと、SEOでマイナス評価を受けてしまいますので、運用ルールを改めて確認しておきましょう。

<h1>は、タイトルに使用するタグですので、1つの記事に1つだけ使用します。本文の見出しは<h2>から始め、<h2>の話題を分類する時には<h3>を、さらに<h3>の話題を分類する時は<h4>といったように、数字の小さいほうから入れ子構造で用いることがルールです。

見出しにもキーワードを含める

各見出しには、できる限り選定したキーワードを入れるようにしましょう。特に、<h2>には対策キーワードを意識的に盛り込みます。対策キーワードとともに検索されやすい言葉「共起語」も含められるとなおよいでしょう。

見出し作りのポイントは、その章の内容・結論をシンプルな言葉で表すことです。<h2>以降の見出しの文字数は、20文字前後が目安とされています。

選定キーワードを全て見出しに詰め込むと、不自然な文になってしまったり、長文になってしまったりすることもありますので、必要に応じて調整しましょう。ひと目読んだだけで、読者が内容を把握できるような見出し作りが大切です。

読みやすいブログ文章の書き方のコツ

ここからは、ブログ本文の書き方やルール、注意点をご紹介します。

ブログ記事をはじめ、Webコンテンツに共通する特徴ですが、読者は“読みづらさ”を感じると、最後まで読まずにページを離脱してしまうことがあります。

記事を最後まで読んでもらえるよう、読みやすい文章作りを心がけましょう。

一般的ライティングルールに従う

まずは、Webライティングの基本的なルールに沿って執筆しましょう。ポイントを押さえるだけで、すっきりとテンポ感のよい記事に仕上げることができます。

ライティングルールの例は以下の通りです。

  • 固有名詞は正しく表記する
  • 回りくどい表現は避け、簡潔に書く
  • 略語を使わない
  • 話し言葉を使わない(ら抜き言葉・い抜き言葉に注意)
  • 主語と述語のねじれに注意
  • 「頭痛が痛い」「一番最初に」などの二重表現に注意

SEO対策でのポイントは、キーワードを「主語」として文章の最初に持ってくることです。これにより、本文中に自然にキーワードを含めることができます。

また、常にターゲットを意識して、この情報は本当に必要か、というのを振り返りながら書き進めることも大切です。書き手は当然のように身につけている知識でも、読者は全く知らない、ということも多々あります。ターゲット設定にもよりますが、専門用語や難解な表現の多用は避けましょう。

ブログの文章力をアップする方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。

PREP法を意識する

ブログ記事の読みやすさをアップするためには、論理的な文章構成を組み立てることも重要です。文章構成のフレームワークはさまざまありますが、今回はブログ記事でもよく使われる「PREP法」について掘り下げていきます。

「PREP法」は、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(実例・具体例)」「Point(結論)」の順に文章を構成するフレームワークで、短時間で内容を伝えたい、文章に説得力を持たせたい時に向いています。ブログ記事以外では、プレゼンや論文などで用いられることが多いです。

PREP法は、最初と最後に2回結論を述べることが大きな特徴です。主張がはっきり伝わりますので、読者の印象に残りやすいというメリットがあります。また、「これから何の話をするのか」が明示されているため、読者もストレスなく読み進めることができます。

▼PRRP法など読みやすい文章のコツをより知りたい!という方は下の記事をご覧ください。

長文を避ける

何行も続くような長文を書くことは避けましょう。Webライティングでは、一文の長さは60文字以内が目安です。

長い文章は、読みにくいばかりでなく、伝えたい情報がぼやけて伝わりづらくなってしまいます。一文に入れる情報を1つだけに絞る、「一文一義」を心がけると、文章は自然と読みやすい長さになります。

また、簡潔な表現を意識することで、回りくどい表現や無駄な言葉を削ることができます。これにより、さらに読者が読みやすい記事に仕上げられるでしょう。

パソコンの場合、1行に表示される文字数は40字前後と言われていますので、2行以上続く文章は分割を検討します。一方スマートフォンの場合、1行に表示できる文字は20字前後です。スマートフォンからの閲覧を想定している場合は、より短めの文章が望ましいでしょう。

語尾を連続させない

同じ語尾を連続させないように気をつけましょう。「~です」「~です」「~です」と繰り返すと、単調で稚拙な印象を与えてしまいます。文末表現に変化を持たせることで、記事にメリハリとリズム感が生まれます。読者を飽きさせないよう、語尾のバリエーションを多く持っておくとよいでしょう。

文末表現については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

改行や箇条書きを活用する

デザイン面でブログを読みやすくするには、改行や箇条書きをうまく活用することが大切です。
改行がなく、文字がびっしりと書かれているブログは、読者も魅力的に感じないでしょう。話題の変わり目や文脈に合わせて改行を入れ、見た目をすっきり整えます。画面の中に程よく余白があると、記事全体にメリハリが出て読みやすくなります。

要点がたくさんある時や、複数の情報を一挙に紹介したい場合は、箇条書きを用いるのもおすすめです。

リード文は最後に見直す

最後まで記事を書き終えたら、リード文(記事の冒頭文)を見直しましょう。

リード文は、読者が最初に読む部分で、「こんな情報をお伝えします」という記事の概要文にあたります。読者にとっては、自分が求めている情報があるか、ないかを判断するための文章でもありますので、特に重要度が高いと言えます。

本文の内容とずれていないか、本文へうまく誘導できているかを改めてチェックし、読者に「続きを読みたい!」と感じさせるリード文を作りましょう。

ブログを書いた後にすること

ブログ記事を書き上げたら、必ず校正を行います。誤字脱字がないか、話の繋がりに違和感はないかなど、細かい部分まで見直すことが大切です。今回は、校正の基礎的な部分を中心に解説します。

ですます調の統一

まずは、文体が統一されているかをチェックしましょう。文体とは「です、ます」「だ、である」といった語尾、口調のことです。一般的に、ブログ記事では「です、ます」を使うことが多いですが、ブログのコンセプトや雰囲気に沿うよう、適切な文体を選びましょう。

ただし、「です、ます」と「だ、である」を混在させることはNGです。文章のリズムが悪くなるばかりでなく、読者に違和感やストレスを与えてしまうでしょう。統一感のない文章は稚拙な印象になるため、記事の信憑性や説得力が下がってしまいます。

半角全角の統一

記事中の半角・全角表記も必ず統一しましょう。半角と全角が混在しやすい数字・英字・括弧などは、特に注意が必要です。

一般的に、カタカナや句読点は全角、数字・英字は半角で表記するケースが多いですが、一律のルールはありません。表記が揃っていると、記事が整然とした印象になり、読みやすくなります。

声に出して読み返す

書き上げた記事は、声に出して読み返すのもおすすめです。校正しても不安が残る場合や、ライター初心者で自信がない方には特に有効的でしょう。

音読は、文章のテンポやリズム感などを感覚的に把握するのに役立ちます。声に出して読んだ時に違和感があったり、引っかかったりする部分は、読者にとっても読みづらさを感じるところかもしれません。

読みやすいブログ記事は「読者目線」がカギ

読まれるブログ記事の書き方についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。多くの人に読んでもらえるブログにするには、「誰のために、何を伝えるのか」を明確にすることが大切です。

まずは読者のニーズを把握し、検索してもらいやすいキーワードをうまく盛り込んで、ブログを訪れる人を増やしましょう。筋の通った構成や国語的表現など、文章そのものの読みやすさも、記事作成の重要なポイントです。

本記事が、魅力的なブログ記事を作成するヒントとなりましたら幸いです。

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監修者 中野巧

監修者の写真

ビジネスにおいて「共感力」を磨くことが、プロフェッショナルの仕事力を高めるという考えから、「共感」と「再現性」をテーマにした文章作成法「エンパシーライティング」を開発。 ビジネスパーソンだけではなく、教育業界にも広く普及し、 これまで5万人以上にエンパシーライティングを伝えた実績を持つ。 より多くの方に知ってもらえるよう出版した書籍も『6分間文章術』は1ヵ月で3万部売れAmazon総合1位を獲得するヒット作品。

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