文章力アップのポイントはここ!上手いと感じる文章を徹底解説
上手い文章が書けないとお悩みの人のなかには「自分には文章を書くセンスがない」と感じている人も多いでしょう。
しかし、それは大きな間違いかもしれません。
実は、文章力はトレーニング次第で後天的に身に付けられるものです。
このトレーニングには、まず上手いと感じる文章を分析し、理解することが大切になるのです。
そこで今回は、文章が上手い人の特徴について詳しく解説します。
文章力の付け方のポイントとなる内容がたくさん出てきますので、文章を書くことに苦手意識のある人や、上手に文章を書きたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
目次
文章が上手い=文章力が高い人の5つの特徴
上手い文章を書く人には、5つの特徴があります。
文章力のある人たちが文章を書く際に自然に行っている習慣を理解することで、魅力的な文章を書くコツがわかります。
詳しく解説していきましょう。
特徴その1 先にゴールを決めている
伝えたい内容、すなわちゴールから逆算して文章を書くことは、わかりやすい文章を書くうえでとても重要なポイントです。
伝えたいことが曖昧なまま文章を書き進めてしまうと、「いったい何が言いたいのだろう?」と読み手に疑問を感じさせてしまいます。
文章を書く際には、以下の2つのポイントを事前に決めてから書き進めるようにしましょう。
【文章を書くうえで決めるべきこと】
- 誰に読まれるかという「ターゲット」
- 文章の中で一番伝えたい内容
これら2点が明確に決まったら、次に文章の構成作業を行っていきます。
どのような順番で伝えると相手に伝わりやすいかを考えながら、文章を書く順序を決めていきましょう。
特徴その2 文章の無駄が削ぎ落されている
長くダラダラと続く文章は要点が分かりにくく、読み手に大きなストレスを与えてしまいます。
一方で、無駄な内容や表現が削ぎ落とされている文章は、密度が高く読み応えがあるため、読み手に満足してもらいやすいという特徴があります。
指定された文字数よりも少し多めに書いて、無駄な部分を削っていくことで、より密度の高い文章に仕上がります。
【文章の無駄を削除するコツ】
- 無駄な接続詞や主語を削る
- 同じ内容の言い換えは削る
- 二重表現を削る
- 違和感のある言い回しを削る、もしくは言い換える
同じような表現がされている部分をまとめるだけで、文章の質は格段に上がります。
黙読や音読、プリントアウトなどをして読み返す習慣をつけ、文章の無駄を見つけるクセをつけましょう。
特徴その3 適切な接続詞が使われている
文と文をつなぐ接続詞は、文章において方位磁石のような役割を持つといわれています。
すなわち、接続詞は、その文章がどの方向に進んでいるのかという道標なのです。
分かりにくい文章では、適する接続詞が使われていなかったり、接続詞の使い方が間違っていたりといったケースが非常に多くなっています。
たかが接続詞ですが、されど接続詞。
たった数文字で、その次に来る内容を予想させる優れた役割を持つ言葉です。
また、接続詞を適切に用いることで、読み手の負担を軽減させる効果も期待できます。
上手い文章を書く人は、接続詞の使い方にまで気を配る人が非常に多いということを覚えておきましょう。
主な接続詞の種類
種類 | 内容 | 主な接続詞 |
順接 | 原因や理由を示す内容のあとに、結果がくる | だから / したがって / それで / そのため / だとすると / それゆえ |
逆接 | 前の内容と反対の内容がくる | しかし / しかしながら / だけども / ところが / にもかかわらず |
添加 | 前の内容に他の内容を付け加える | しかも / それから / おまけに / 加えて / そればかりか |
並列 | 前の内容と後の内容が並列関係になる | また / ならびに / かつ / および |
対比 | 前の内容と後ろの内容が対比関係になる | 一方 / 逆に / むしろ / 反対に |
選択 | 前の内容と後ろの内容が選択関係になる | それとも / あるいは / もしくは / ないしは |
言換 | 前の内容を言い換える | すなわち / 要するに / いわば / 言い換えると |
説明 | 前の内容に関する説明を書く | というのは / なぜなら |
補足 | 前の内容に付け足す | ちなみに / なお / ただし |
例示 | 前の内容の例えを示す | たとえば |
転換 | 前の内容から話題を変える | ところで / 次に / ともあれ / それでは / それはそうと / さて |
より多くの接続詞をインプットして、正しい接続詞を正しいタイミングで使うようにしましょう。
特徴その4 表現が具体的
曖昧な表現が多い文章は、誤解を招いて大きなトラブルを生み出す可能性があります。
そのため、文章力の高い人は、曖昧な表現を避け、より具体的な表現を用いています。
具体的な表現の方が、読み手もイメージがしやすく、理解度も上がるのです。
【具体的な表現にする3つのコツ】
- 曖昧な副詞や形容詞の使用を避ける
- 数字や固有名詞を積極的に使う
- こそあど言葉をなるべく使わない
上記のコツを意識して、より具体的な表現で文章を書いていきましょう。
特徴その5 語彙の幅が広い
文章力の高い人は、豊富な語彙や使えるフレーズを駆使して文章を作成しています。
つまり、上手い文章を書くためには、語彙力を付けることがとても重要です。
語彙を増やすためには、幅広いジャンルの文章を読むことが大切です。
小説やエッセイ、ビジネス書やブログ、ネットニュースなど、どのような媒体でも構いません。
さまざまなジャンルの文章に触れていくことで、確実に語彙力はついていきます。
しかし、難しい言葉を知っていたとしても、その言葉の持つ意味をきちんと理解しないまま使っていると、文章に違和感が生じる場合もあります。
そのため、単に語彙を増やすだけでなく、その語彙の使い方を正しく知っておくことも大切です。
文章力がない人の特徴とは
ここまで紹介してきた文章力がある人とは反対に、文章を書くのが苦手という方の特徴ももちろんあります。
そこで、下記記事では文章力がない人の特徴や改善策を記載しています。
気になる方はぜひ、ご一読ください。
文章力がない人の6つの特徴と文章力の育て方
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上手い文章には特徴を理解して文章力を上げよう
いかがでしたか?上手い文章を書く人たちの特徴について詳しく解説してきました。
文章力を付けるためには、論理的思考をはじめ、語彙力や表現力、文章構成力など、さまざまなスキルが必要となります。
今回紹介したポイントを確認し、文章力アップのために活かしてください。
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